【寺社仏閣】浄土宗 天龍山 法善寺 大阪千日前 水掛不動尊 

寺社仏閣


山号:天龍山 寺号:法善寺 通称:千日寺 水掛不動尊
宗旨:浄土宗(総本山知恩院)開創:寛永14年(1637)開山:専念奉仕
本尊:阿弥陀如来 西向不動明王 金毘羅天王 お初大神


法善寺所在地
https://x.gd/Rwl5U



かつて京都宇治にあった浄土宗天龍山法善寺は、寛永14年(1637)のときの住職である中誉専念法師が「金毘羅天王墾伝」の故事に基づき、現在の大阪難波の地に移転しました。念仏聖の専念法師は、人々の供養のために千日間にもおよぶ念仏回向を勤めるなど、民衆に寄り添う日暮を送られました。大阪ミナミの法善寺一帯の地域が「千日前」と呼ばれるようになったのは、この専念法師が行った「千日念仏回向」に由来します。
金毘羅堂がなぜ、大阪の町中にあるのか?答えは、その昔、難波が港町だったからです。海がすぐそばにあった時代、難波は文字通り、海が荒れることで有名でした。当時の人々は、海上交通の守り神である金毘羅天王を祀り、航海の安全や大漁を祈願したのです。



水掛不動尊(西向不動明王)
法善寺のお不動さんには、どうして水をかけるのか?
「水掛不動尊」「水掛け不動さん」と呼ばれる法善寺の西向不動明王は、あざやかな緑の苔に包まれた珍しい姿をされています。
400年近い歴史を持つ法善寺ですが、実は”水掛け”の歴史は浅く、戦後すぐに始まったものでした。ある日、法善寺へお参りにやってきた一人の女性が、お供えされていた目の前の水を手ですくい、お不動さんに掛けたのです。願いをかなえて欲しい」と仏さまにすがる女性の強い思いが、今日まで続く”水掛け”の作法の発祥となりました。水掛不動尊を包む苔は、願いの数だけ広がり、願いの分だけ育まれてきました。すべての命の源である「水」を、全身で受けとめてくださるお不動さんは、いつも私たちの祈る姿を見つめておられます。


ご利益「病気平癒」「商売繁盛」「縁結び」
「病気平癒」を願うなら、体の悪い部分に願掛けの水をかけましょう。「商売繁盛」水をかけるお不動さんだからこそ、水商売の繁盛に後利益があると言われています。「縁結び」を求めるなら、両脇の矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒迦童子(せいたかどうじ)を男女に見立てやさしく水をかけましょう。


広告