【映画】死霊のえじきBlood line(’18)ブルガリア 原題:DAY OF THE DEAD Blood line 

映画


監督:ヘクトール・ヘルナンデス・ビセンス
脚本:マーク・トンデライ、ラース・ジェイコブソン
原案:ジョージ・A・ロメロ
出演:ソフィー・スケルトン、ジョナサン・シェック、ジェフ・ガム、マーカス・ヴァンコ、マーク・スミス、リリアン・ブランケンシップ



あらすじ
’85ロメロによる死霊のえじきのリブート版。物語のメインは、本家と同じく軍事施設がメインだが、冒頭はその5年前から始まる。医学生のゾーイは一方的に好意をよせられている患者マックスに強姦されそうになるが、突然現れたゾンビにマックスが襲われたため難を逃れる。生き残ったゾーイたちは軍部施設で生活していた。この世界ではゾンビのことを「ロったー」と呼んでいる。ゾーイは。科学者としてロッターの研究を施設内で行っていた。ロッターはウィルスにより発生しており治療方法を模索していた。ある日、施設内で暮らす少女の治癒をするために薬が足りない。ゾーイが通っていた大学なら薬を安全に保管していたことを思い出し、軍部にかけあい基地の外江へ。1人の命を失いながらもなんとか薬を持ち帰ることに成功したが、実はそのあとを、5年前にロッターに襲われゾンビ化したマックスがつけてきたのだ。
予告編:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B079JWH8RJ/ref=atv_dp_share_cu_r



見どころ
クレジットロールに、ロメロの名前も出ていることから正式に筋を通した作品。軍事施設内を舞台に、軍司令官と科学者(本作では医学生だが)の対立構造を描いているところは本家をしっかりとなぞらえている。人間と意思疎通できるゾンビとして、本家で登場したバブは、元ストーカーのマックスとして、従順なゾンビではなく、変質者そのままの性質で登場する。また、バブが人間に従順になるよう改造を目的としていたのに対し、マックスはかまれても人の意思を残したままゾンビ化していたため、ワクチンの材料として使われることになるなど、本家をなぞらえながらもオリジナリティーを追求している。ラストはゾンビものでは珍しいエンディングなので、ぜひ本家と見比べてみて欲しい。めちゃめちゃ細かい話だが、’18作品なので、デバイスがガラケーではなくスマホになっているのが、時代を感じさせる。NETFLIXで視聴可能だ。

死霊のえじき:Bloodline [Blu-ray]


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